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■ブログが便利だと感じる瞬間
贖罪・前編』を書いていてバサク中佐の所属をどーするか考えていました。
切れ者っぽい所属ということで参謀本部ということにしました。頭が良くて家族思いのお父さんが犯罪に走ってしまう、というシチュエーションを用意して、物語の悲劇性を高める効果を狙います。
や、モノカキとは、ひどい人種ですよねぇ。

ところが、ブルーレイディスクの3巻を購入して視聴。
6話でキャシーが自分の所属を幕僚本部と言ってます。
ありゃ?
参謀本部じゃなかった?
でも参謀と幕僚ってどー違うんだろ?
なんか同じような仕事みたいだけど。

調べ物開始。
どうやら、参謀と幕僚では語源は違うが、現在では似たような意味で使う国もあるとのこと。例えば日本とかアメリカ。
参謀は作戦立案を担当する職で、作戦の結果については責任を追わない
幕僚は作戦実行の補佐をするスタッフ、らしい。

マクロス・フロンティア船団の規模(東京都ぐらいの人口だっけ?)からすると、参謀本部と幕僚本部を別に運用するメリットはないだろうから、バサク中佐の所属は幕僚本部にしよーっと。
こんな風に修正できるのがブログのいいところですね。

■矛盾
マクロスFのアバンタイトルで、この時代の移民政策を『人類播種計画』と呼んでいました。
グレイスたちが企画したゼロタイム・インプラント・ネットワークって本質的に矛盾する思想なのですが、グレイス(とマクロス・ギャラクシーの資本家たち)は、これをどう解決するつもりだったんでしょうか?

最初の星間戦争となった第一次星間大戦の結果、地球人類は壊滅的な打撃を被りました。
リン・ミンメイの歌でかろうじて勝利を得ましたが、次に同じ規模の戦争が起これば耐えきれない。
そこで、保険として銀河系の各所に植民し、どこか一か所が全滅しても他所で生きながらえる戦略を採用したのが『人類播種計画』。

どころが、ゼロタイム・インプラント・ネットワークを採用すると、情報は銀河の端と端でリアルタイムに接続できる。
これは利点ですが、同時に“敵”に利用されれば命取りです。
また、タイムラグ無しの通信システムで人類社会が均質化するのですが、これも同じく危険な側面もあります。銀河系社会全体が同じ原因で崩壊する危険性を内蔵することになるからです。

丁度、今のサブプライム問題で大きく動いている経済問題を想起していただくと判り易いでしょう。
地球全体がアメリカと同じ経済システムを採用していれば、同じ原因で経済危機を迎えます。
しかし幸いなことに、経済システムは国境で分断されています。この状況で日本が比較的ノホホンとしてられるのは、分断のおかげなのですから。

2008.10.26 


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